父山のガンプラスタジオ

ガンプラ関連の単語集(ガンダム・ガンプラの種類について)

ガンプラ・ガンダムに関する単語集を紹介していきます。

ガンプラとは?

ガンプラは「ガンダムのプラモデル」の略です。

意味合い的には「ガンダムのプラモデル」というよりも、
「ガンダムシリーズに登場するメカのプラモデル」というのが正しいと思います。

ガンプラの中にはGMに代表されるようなガンダム以外のモビルスーツやモビルアーマーも登場しますので、
これらを考慮すると「ガンダムのプラモデル」だと意味合いから外れてしまうことがあるからです。

ガンプラにはガンダム以外のモビルスーツ、モビルアーマー、戦艦などのプラモデルが発売されています。
そのため「ガンダムシリーズに登場するメカのプラモデル」という表現が一番うまく表現できているのではないでしょうか。

ガンダムとは?

狭い意味でのガンダムとは、『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツ、
RX-78 ガンダムのことを指します。

ですが狭い意味ではこの1機のことしか指しません。
割合的にはこちらを指すことは少ないかと思います。
こちらは区別するために「初代ガンダム」みたいな呼ばれ方をすることもあります。

広い意味で言うと「ガンダムシリーズに登場する主役機・主人公機」を指す言葉として使われます。
いわゆる「ガンダムタイプ」の総称となっています。

ガンダムの定義はシリーズごとに違ってきます。
たとえば『機動戦士ガンダム』の世界では主人公機である「RX-78 ガンダム」、
同じ時代で続いている宇宙世紀ではおおむね。「エースパイロット用の最新鋭機種」という位置づけとなっています。

『新機動戦記ガンダムW』ではガンダニュウム合金という金属で作成されたモビルスーツ、
『機動戦士ガンダムSEED』ではモビルスーツを動かすOSの頭文字が「G.U.N.D.A.M」となっている機体、
『機動戦士ガンダム00』では太陽炉と呼ばれる動力源を搭載したモビルスーツがガンダムと呼ばれています。

このように時代やシリーズによってガンダムの定義は変わってきますので、
その機体がガンダムかどうかを判断するのは難しくなっています。
(例えばF91はガンダムと呼ばれているが、厳密にはガンダムではないものや、
 百式のようにガンダムと呼ばれることのないガンダムが存在したりします)

とはいえ何がガンダムか、何がガンダムではないかを議論するのはなかなか難しいです。
「俺がガンダムだ」とか言う人もいるくらいですし。

個人的には「これはガンダムだ、私がそう決めた」くらいでいいかと思っています。
ガンダムかどうか微妙なものについては、
「私にとってこれはガンダムだ」と思えるならそれはもうガンダムだと言えるでしょう。

モビルスーツとは?

モビルスーツとはガンダムシリーズに登場する兵器の総称で、
おおむね人型の兵器を指します。

ガンダムに登場する人型のロボットがモビルスーツという認識でいいかと思います。

モビルアーマーとは?

モビルアーマーとは、人型から離れた形態をした起動兵器のことを指します。
ざっくり言うと、モビルスーツが人型なのに対し、人型以外のものをモビルアーマーとなります。

『機動戦士ガンダム』では「全領域汎用支援火器」という明確な意味が設定されているのですが、
その後の世界や他のシリーズでは明確な定義がされていない場合もありますが、
モビルスーツではない機体はだいたいモビルアーマーという認識でいいかと思われます。

ガンプラのグレードとは?

ガンプラにはいくつかのグレードがあり、
グレードごとに特徴があります。

平たく言えばガンプラの等級とも言えるでしょう。

HG(ハイグレード)

HGとはハイグレードの略で、
現状では恐らく最も多く販売されている種類となっています。

その特徴としては、
 ・比較的安価で購入できる
 ・それなりに細かく再現されている
 ・パーツ数が比較的少ない
といったものがあります。

サイズは1/144で統一されていますので、
並べれば機体ごとのサイズ感を大まかに比較することもできます。
そのため大抵のガンプラは15cm~20cm程度に収まりますが、
Ξガンダムやデンドロビウムといった、超大型ともいえるガンプラも存在しています。

基本的にガンプラはこのHGから発売され、
人気の度合いによって他のグレードが開発されていくような流れが多い印象です。

ガンプラの初心者にもおすすめしやすいグレードですが、
熟練者にとっても充分楽しめるものとなっています。

特に『機動戦士ガンダム』をはじめとした宇宙世紀に登場する機体のものをHGUC(HGユニバーサルセンチュリー)、
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのものをHGCE(HGコズミック・イラ)という分類もされています。

EG(エントリーグレード)

EGとは、エントリーという名前の通り、
入門編としての側面が強いグレードです。

特徴としては、
 ・価格が非常に安い
 ・パーツ数がかなり少な目
 ・色分けもしっかり再現されている
 ・オプションパーツが少な目
といったものが挙げられます。

特に目立つのがパーツの少なさです。
組み立てに必要なパーツ数が少ないため、
初心者にとっても非常に組み立てやすくなっています。

ただし付属する武器などが省略されているケースもあり、
そういった点でもかなり省略された製品と言える側面もあります。
(一例として、EGのνガンダムにはメイン武装とも言えるフィン・ファンネルが付属していない)

とはいえその作りはかなり細かく、
価格に対して充分すぎるほどの再現度となっています。

サイズはHGと同じく1/144となっています。

RG(リアルグレード)

RGとは、「よりリアルなモビルスーツ」というコンセプトに基づいて製作されたガンプラのグレードです。

特徴としては
 ・より細部まで再現されている
 ・装甲などのパーツも現実的な分けられ方をしている
 ・アニメなどでのポーズを再現できる広い可動域
 ・精巧さを再現するため非常にパーツ数が多い
といったものがあります。

サイズはHGやEGと同じ1/144ですが、
その細かさや作り込みはそれらとは大きく異なります。
一目で見ても「すごく細かく作られている」というのが分かるようになっています。

MG(マスターグレード)

MGとは、内部フレームから精密さを追求して設計されているガンプラです。

1/100とHGなどと比較するとサイズが大きめで、
その大きさを活かして細かいパーツまで再現されています。

精密さや質感を比較するとRGに軍配が上がることもありますが、
MGは可動域やポーズの再現度が非常に高くなっています。

サイズが大きいのに対してパーツ数がかなり多いため、
比較的ガンプラ作りになれたグレードと言えるかもしれません。

PG(パーフェクトグレード)

PGとは、究極のガンプラを目指して製作されたガンプラです。

サイズは1/60とかなり大きめの縮尺で、
MGと比較しても非常に大きな造りとなっています。

最新技術がふんだんに詰め込まれており、
まさに究極のガンプラともいえる精巧さ・再現性を兼ね備えたグレードとなっています。

SDガンダム BB戦士

SDガンダムとは、デフォルメされた姿となったモビルスーツのガンプラです。

SDとは「スーパーデフォルメ」の略で、
実はバンダイによって商標登録されています。
そのため厳密にはバンダイが提供するデフォルメキャラを指す言葉なのですが、
2頭身程度にデフォルメされたキャラ全般を指す言葉としても使用されています。

黒目に相当する部分が描かれているものとそうでないものがあり、
ガンプラの場合は差分として両方のシールが同梱されていることも珍しくありません。
ですが入っているかどうかはものによるため、要確認です。

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