今回は、ジムを金色に染め上げてきました。
いわゆるハイパーモードというやつですね。
こちらは塗装前のジムです。
全体が少し白っぽい緑色。胸と肩、そして足の周囲が赤色になっています。
これを全身金色にしてしまいます。
使用した塗料
今回使用する塗料はこちら。
1層目は下地として水性サーフェイサーのブラック。
2層目はダイソーで購入したゴールドのラッカースプレー。
ですが結論からいうとあまり良くなかったので、塗料を追加で購入しました。
水性ホビーカラーの9番、メタリックのゴールドカラーです。
3層目は水性ホビーカラーの光沢クリア塗装。
部位によって赤色塗料を少しだけ混ぜて色合いを変化させるのにも使用できます。
塗装テスト
ここで気になったのは、
水性の下地を塗った状態でラッカースプレーを塗ってうまくいくのかどうか。
確認するには、実際に塗ってみるのが一番早そうです。
というわけで、金色ジムには持たせる予定がないシールドを先に塗装してみることにしました。
1層目 下地(黒色サーフェイサー)
まずは下地となる水性サーフェイサーから。
塗装前や塗装中は撮影していませんが、
薄め液でだいたい2倍に希釈してから充電式のエアブラシで塗装しました。
薄め液は、サーフェイサーと同じくMR.HOBBYのAQUEOUSのものを使用。
水でもいいとは聞きますが、仕上がりに差が出るそうなので薄め液推奨です。
各パーツに下地塗装を行いました。
下地についてはどの塗料で仕上げる場合も共通なので、シールドだけでなく全パーツ塗装しました。
全てのパーツが真っ黒に仕上がり、この時点で見た目もキレイです。
・・・はて、これらのパーツ、どこかで見たことがあるような・・・
2層目 ゴールド塗装(失敗バージョン)
下地が塗れたら、その上からダイソーのラッカースプレーを塗ってみます。
本番前に仕上がりを確認するため、使用しない予定のシールドに塗ってみました。
結果としては、イマイチな仕上がりになってしまいました。
きれいに塗れている部分もあるにはあるものの、
スプレーの吹き付けが強すぎて塗りムラができてしまっている部分があります。
また、表面が平滑ではなく、凸凹があるザラザラした仕上がりになっている部分もあります。
これはおそらくラッカースプレーの溶剤がパーツの表面を溶かしてしまったためです。
パーツが溶けてグニャッとなり、表面が平らではなくなってしまったのでしょう。
下地を塗ってもダメな場合があるんですね。
これでもそれなりに気を付けて塗装したつもりだったのですが・・・
仮にもっと気を付ければうまく塗装できたとしても、
今回以上の注意をし続けながら塗装するのは大変です。
そのためダイソーのラッカースプレーで塗装をするのは見送ることにしました。
2層目 ゴールド塗装(成功バージョン)
ラッカースプレーの代わりに使用するのがこちら。
水性ホビーカラーのゴールドです。
近所のジョーシンにも置いてなかったので、離れたエディオンまで買いに行きました。
これならパーツを溶かす心配もないですし、下地との相性も良好です。
早速水性ホビーカラーの金色で塗装してみました。
ちょっと薄めを意識しながら2回重ね塗りしたのですが、
いい感じの厚さと光沢に仕上がりました。
1回目の塗りではちょっとムラがある部分とかもあったのですが、
重ね塗りすることでムラもほとんど目立たなくなりました。
太ももラインの光沢がいい感じに仕上がりました。
ただ、2回塗ったからなのかゴールド塗料の性質的な問題なのか、
金色の塗料1瓶が今回の塗装だけでほとんど無くなってしまいました。
ゴールド系の塗料は多めに買った方がいいのかもしれません。
3層目 クリア光沢仕上げ+色調整
ゴールドが塗れたら、光沢クリアの塗装で仕上げをしていきます。
使用したのは、水性ホビーカラーの光沢クリアーです。
これを一番上に塗装することで、光沢感の向上と表面の保護の両方を狙います。
この時、一部のパーツに対しては光沢クリアーをそのまま塗装するのではなく、
ほんのちょっとだけ赤色塗料を混ぜてスプレーしました。
そうして塗装が完了したパーツがこちら。
上の写真で言うと左側に、赤色を混ぜた塗料で仕上げたパーツが固まっています。
具体的な個所としては、胴体と肩、そして足の末端部分です。
ここだけ赤を混ぜたクリアで塗装することで、ほのかな赤みを出しています。
これで全身金色でありながら、ジム本来の色の差も出していきます。
組み立て~完成
塗装が完了してから組み立てたジムがこちら。
写真ではどうにも金色の光沢が伝わらないのですが、
かなりいい感じに仕上がりました。
もともと赤かった部分の色分けもうまく表現できました。
近くのブックオフでファーストガンダムのコンペが開催されるそうなので、
まだ空きがあればこれをエントリーさせたいと思います。