父山のガンプラスタジオ

ジム(ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備)

今回は、ジム(ショルダーキャノン/ミサイルポッド装備)を組み立てました。

ジム(ショルダー・キャノン装備/ミサイルポッド装備)は、
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の世界観で登場していたであろう、
量産型MS、ジムのバリエーション機です。

THE ORIGIN版に登場するモビルスーツは、共通してディティールが非常に細かく書き込まれています。
そのためガンプラをそのまま組み立てるだけでも迫力が出そうです。

内容物を確認

ランナー9枚と説明書、そしてシールとマーキングシールが付属しています。
マーキングシールは色がついている部分のまわりが透明なシールとなっています。
RGに付属しているリアリスティックデカールと同じような感覚で使えます。

説明書にあるマーキングシールの貼付見本を見るだけでも、
本当にHGかと疑いたくなるくらいのシール量とディティールです。

これは見るだけで仕上がりが楽しみになりますね。

組み立て

パーツをすべて切り出して、順番に組み立てていきます。
基本的には説明書に書かれている順に紹介していきます。

胸部・頭部の組み立て

まずは胸部、そのあと頭部の組み立てです。

通常のジムと比べるとパーツの数が多く、
そのため可動範囲もかなり広くなっています。
首や肩、腰パーツが大きく動かせるよう、関節1つに複数のパーツが使用されています。

胸部の出来上がりだけを見るとそれほど変わらないようにも見えますが、
見えない部分は時代とともに進化した記述が詰め込まれています。

顔のパーツは前後にはめ込むのは共通ですが、
耳にあたる部分は片方のパーツに寄せられ、真ん中につなぎ目ができないような工夫が追加されています。

額と後頭部にはメタリックシールを貼り付けるのですが、
RGのリアリスティックデカールは色がはがれやすかったのでかなり慎重に作業を行いました。
そのせいで力を入れてしっかり押し付けることができませんでした(汗)

腰部の組み立て

腰の前部中央の色分け部分は、パーツの成形色で再現されていました。
エントリーグレードでもそうですが、
このあたりをシールではなくパーツ成形色で再現してくれていると綺麗に仕上がりますね。

ちなみに前部のスカートは本来左右で連動するようになっていますが、
中央を切り離して取り付けることで、左右を別々に動かせるようになります。
パーツが外れやすくなったりということもなさそうです。

ですが、固定する部分は前後から押さえ込んでいるだけで、
特定の隙間に入ってホールドされるわけではありません。
そのため取り付け作業が案外難しくなります。
他にもデメリットがあるかもしれませんので、切断は自己責任で行いましょう。

腕部の組み立て

腕部は肩周りからの組み立てです。

肩や腕の多くは左右対称となっていて、
ほとんどの部分で共通のパーツが使用されています。
そのため途中までは同じ腕を2本作成することになります。

肘関節の円になっている部分は、後から別のパーツを取り付けています。
このパーツは腕に取り付ける部分の起伏が細かく用意されていて、
腕を動かす時に動いてしまったりすることがありません。
こういうところも細かく作られていて、感心するばかりです。

こうして拡大すると、ゲート処理の粗さが目立ちますね…お恥ずかしい…

腕もディティールが細かくなっています。
パーツの数自体は特別多いわけではないでしょうが、
つなぎ目もモールド化しているため不自然さがありません。
このあたりは時代の進歩を感じるポイントです。

左腕にはカートリッジ式のガトリングが装着されています。
この部分が右腕と左腕の総意となっています。
逆に言うと、そこと手の部分以外は同じパーツが使用されています。

脚部の組み立て

脚部はすべて左右同じパーツが使用されています。

足部はつま先部分が分割されていて、
より複雑な姿勢も取れるようになっています。

膝などの関節も複雑な構成になっています。
パーツは非対称のものが使用されていますが、組み上がれば左右対称になります。

膝の装甲は脚の曲げ伸ばしに合わせて稼働するようになっています。
本当にHGなのかというほどです。

脚部と腰をつなぐジョイントを取り付ければ完成です。

右脚か左脚かは、このジョイントを左右どちらに向けるかで変わってきます。
そのためこの時点では左右で完全に差がありません。

本体完成

各部をつなぎ合わせれば本体部分の完成です。

まだシールの貼付やスミ入れが終わっていませんが、
この時点でも通常のジムより精細に作られているのが分かります。

バックパック作成と装備の組み合わせ

次はバックパックの作成です。

バックパック部分は装備などによって変わらず共通ですが、
ここにショルダーキャノンを装備させるかミサイルポッドを装備させるかで変わってきます。

バックパックのバーニアのうち、中央の3つはある程度動くようになっています。
左右の2つは動きませんが、HGならこれだけ動くだけでも充分すごいですね。

ショルダーキャノン装備

ショルダーキャノン装備の場合、
バックパックにはショルダーキャノンとビームサーベルを取り付けます。

ショルダーキャノンは動かせるようになっていますが、
動かすと固定している部分が抜けそうになってしまいました。

動かす時には、固定しているピンが外れないよう押さえながら操作する必要があります。

ショルダーキャノンのかわりにビームサーベルを装備させることで、
普通のジムと同じ装備を再現できます。

シンプルな武装が良いのであれば、
あえてショルダーキャノンもミサイルポッドも装備させないという選択肢もアリかもしれません。

ミサイルポッド装備

こちらはミサイルポッドを装備させた状態です。

バックパックのビームサーベルやショルダーキャノンを外し、
10連ミサイルポッド×2に入れ替えます。

そして腰部にも3連ミサイルポッドを装着し、
背面にビームサーベルを取り付けます。

背面のビームサーベルは、ショルダーキャノン装備でも装着できます。

ミサイルの弾頭1つ1つにシールを貼る必要があります。
なかなか厳しい作業でした。
ラッカーとエナメル塗料で塗装した方が楽そうですね。

塗装については、またどこかの機会に紹介したいところです。

エールストライカーを装着

以前購入したエールストライカーをこのジムに装備させてみました。

ちょっと写真が暗くなってしまいましたね・・・

ジムの胸部や脚部に使われている赤色と
エールストライカーの赤色がマッチしていて、
予想以上に似合っていますね。

そのままの勢いで付属のビームライフルを持たせて、
スタンドを使って種撃ちポーズも取らせてみることに。

ジムヘッドでも似合いますね。
このためのプロポーションなのではないかと疑うレベル。
ランチャー+ソードストライカーが販売されたあとが楽しみです。
ぜひともパーフェクトストライカーにしてみたいと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回はジム(ショルダーキャノン装備/ミサイルポッド装備)の紹介でした。

純粋にディティールが細かいジムとしても楽しめますし、
ジムの装備バリエーションとしても優秀な機体でした。

ジム好きの方にはぜひともお勧めしたい一品です。

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