父山のガンプラスタジオ

水性ガンダムカラーだけでシャア専用ズゴックを塗装

今回は、水性ガンダムカラーだけを使ってシャア専用ズゴックを塗装して、色合いや再現度合いを確認してみました。

水性ガンダムカラーとは

水性ガンダムカラーとはGSIクレオスというメーカーが販売している塗料の一種で、
ガンダム、特にアニメでの彩色を再現するのに便利です。
名前の通り水性の塗料で、水で薄めたり洗ったりできる利便性の良さと、臭いが少し控え目になった安全性が特徴です。
(有機溶媒の量が少ないだけで、有害なのは変わりません。塗装の際には必ず換気を行いましょう。)

塗装対象のガンプラ

シャア専用ズゴック HG(Amazon.co.jpが出品)
(Amazon.co.jpから出品されていないタイミングだと、検索対象に挙がってこない可能性があります)

シャア専用ズゴックの塗装に使用した塗料

今回使用した塗料はこちらです。

中央の4点が水性ガンダムカラーです。
両サイドは水性ガンダムカラーではありませんが、色を出すために使ったものではないのでご容赦頂ければ…。

と当初は思っていたのですが、各色の光沢感を確認するため、一番右側のつや消しクリアーは使わないことにしました。

水性サーフェイサー1000 グレー

塗装の最初に使用した下塗り材です。
元のパーツの色を隠してくれたり、表面の傷を目立たなくしてくれたりする効果があります。
とはいえ表面の仕上がりは事前のヤスリがけが重要ですので、サーフェイサーを過信しすぎないほうがいいかと思われます。

今回は比較的多く余っていたグレーを使用しました。
最後にちょっと足りなくなったため、ディスプレイベースの塗装で使用したサーフェイサーの余りを使いました。
同じグレーと少量のブラックを混ぜた、ちょっと黒っぽくなったサーフェイサーです。

HUG01 ガンダムホワイト

通常であればガンダムのボディ部分に使用されるのですが、
今回は胸と爪の白い部分をガンダムホワイトで塗装しました。
真っ白と比べてわずかにグレーが入ったような色合いで、

HUG05 シャア専用ピンク

ズゴックの頭部?と胸部の明るい部分の塗装に使用しました。
購入前のイメージではシャア専用ザクⅡの専用色みたいに思っていたのですが、
よくよく考えるとRGのシャア専用ズゴックはこれくらい明るいピンク色でしたね。

厚塗りにしたつもりはなかったのですが、けっこう光沢がある仕上がりになりました。

HUG06 シャア専用レッド

腕部や脚部、バックパックなどの色が濃い部分に使用しました。
こちらもシャア専用ザクⅡ用だと思っていたのですが、ズゴックにも非常にマッチした色合いです。

こちらは非常にマットな質感に仕上がりました。

HUG07 ファントムグレー

腕や脚の曲がる部分は、ファントムグレーを使ってみました。
公式が「ジオン系モビルスーツ用グレー」を謳っていただけあり、かなり相性がいいように思いました。

モノアイまわりの黒い部分はマスキングして未塗装の状態にしています。(頭部のミサイル部分はファントムグレーで塗装)
内側の見づらい部分は未塗装でもそれほど目立たないのと、この部分だけを塗装するのが正直面倒だったので…。

シャア専用レッドと同じく、光沢がないマットな仕上がりとなりました。関節などの暗い部分にマッチしていますね。

仕上がり

これらのカラーで塗装したシャア専用ズゴックがこちらです。
一部スミ入れを吹き切れてなかったりしますが、今回の趣旨ではないためご容赦いただければ・・・

いかがでしょうか。
自分で色を混ぜたりせず、既存の水性ガンダムカラーだけを使ってシャア専用ズゴックを塗装できたのではないでしょうか。
調色せずに色を再現できるなら、いくらでも自分が好きなように塗装していけそうです。

個人的にはシャア専用レッド(腕部や脚部)とファントムグレー(関節部)の色合いが非常に好みです。
シャア専用レッドはシャア専用らしい色合いなどが表現されていますし、
ファントムグレーは他のガンプラの暗い部分に活用できそうです。

使う色によって光沢の具合が違っていましたので、
最終的にはトップコートを活用して光沢感を統一させてあげたほうがいいように感じました。

今後はSEED Freedom版のズゴックも製作できたらいいのですが、胸部の色が薄すぎるかもしれないが課題ですかね。

-父山のガンプラスタジオ