HG 1/144 ユニコーンガンダム3号機フェネクス[デストロイモード](Ver.GFT) 父山のガンプラスタジオ

鏡を使ってフェネクスを蘇らせました

今回は、フェネクスを縦半分に切断したものをミラー風パネルにくっつけて、あたかも全身があるように見えるようにしてみました。
過去に鏡で左右を分割したような製作をしていた人がいたので、それを真似するような形です。

前回までのあらすじ

前回、フェネクスの組み立て前にパーツを散乱させてしまい、一部のパーツがなくなってしまいました。

腰部装甲のサイコフレームがなくなっています。
正面から見える部分ですので、ここが足りないとかなり締まりが悪いですね…

このままでは見るたびにパーツをひっくり返してしまったことを後悔してしまいそうなので、
加工を加えて一新したいと思いました。

パーツを縦半分にカット

やりたいことは記事の先頭にも書いた通り、縦半分に分割したガンプラを鏡に貼り付けて全身あるように見せたいです。
腕や脚といった左右にあるパーツは分割する必要はないので、頭・胸・腰の3か所を縦に半分にしていきます。

まずは切り落とす側に印をつけておき、パーツごとに分解します。
そして、真ん中ではなく多少パーツを切り落とす側でニッパーなどを使って切断しておきます。

印をつけておかないと、どっちを取り除くか分からなくなりますからね。

ある程度切断したら組み立てます。

この時点ではまだまだ縦半分には程遠いですね。
切断面もガタガタですが、問題ありません。

この状態で、合わせ目消しなどで使用する流し込み接着剤を使い、パーツをくっつけておきます。
でないと半分まで削った段階でパーツが固定されなくなってバラバラになるからです。

接着が終わったら、やすりなどを使って半分になるまで削っていきます。

画像は用意できていませんが、鉄のやすりを使って大きく削っておくと比較的楽に作業ができます。

それでも時間はかかりますし、意外と削った面がまっすぐにならなかったです。
電動のサンダーかなにかを用意したくなりました。

削るときに力を入れすぎたのか、脚パーツをつなぐ部分が外れてしまいました。
手で削っているとこういうことも起こるため、電動工具を用意できるならその方がいいですね。
外れたパーツは接着剤でくっつけました。

めったにお目にかかれない、ガンプラの切断面ですw

分割したパーツの接続

分割したパーツは、そのままではつながりません。
通常ならジョイントパーツで接続する部分も、受け口が半分になっているので固定できないからです。

頭部の例ですが、首の接続部を受ける部分が半分になり開放されてしまっているため、
首のジョイントを差し込んでつなげることができません。

そのため、接着剤をつかって接続することになります。
ですがそのまま接着したのでは、鏡に合わせる部分がズレてしまいます。

キッチンペーパーを下に敷いて、接着剤をつけたパーツを並べます。
この状態で接着剤を乾燥させて固めることで、切断面がきれいに並ぶようにしています。

固まったらキッチンペーパーをはがします。
キッチンペーパーは接着剤がついてもきれいに剥がれてくれますので、非常に便利です。

あとは位置調整をしながら鏡に接着して、手足などのパーツを接続すれば完成です。

完成

いかがでしょうか。
縦に真っ二つにしたフェネクスが、見事に蘇りました。

ちなみに、鏡はセリアのミラー風シート、黒いベースは100均のスタンドです。

ちょっと俯瞰から。
よく見ると正中線にラインが入っていますが、それもデザインだと思えばそれほど違和感ありません。

背部に装備したアームドアーマーDEがあるせいで、どうしても前の方に配置せざるを得なくなりました。
手前のほうに鏡のスペースがないと全身が映り込まないため、鏡も手前に大きく飛び出す形に。

横に倒しても大丈夫です。
床やテーブルの中に空間ができて、そこにフェネクスが入り込んでいるようにも見えます。

鏡の裏側から見るとこんな感じです。
現実世界では、フェネクスの左半身はありません。

正面から見るとこんな感じです。
同じようなガンプラをもう1つ作り、左右でくっつけて並べてみるのもよさそうです。
自宅には作成していないHGのナラティブガンダム(C装備)がありますので、そちらも挑戦してみたいと思います。

作ってみた感想と見えてきた課題

縦半分に分割して鏡にくっつける作戦は成功だと感じています。
非常に個性的な表現になると思いますし、左右に並べるガンプラに関連性を持たせれば印象的な出来ばえにもなりそうです。

展示スペースも少し狭くなりそうですが、鏡が手前に飛び出しているのでメリットにはならなさそうです。

課題としては、
・切断面をまっすぐきれいにするのが意外と難しい
・ボンドで鏡面が汚れやすい
・手前まで鏡を伸ばしておかないと、全身がしっかり映り込まない
・バックパックに大きく影響を受けるので、100均スタンドでの展示には限界がある
・スタンド込みでの展示となるため、スタンド自体も塗装などの処理を施したい

といったところでしょうか。
あとで気づいたらどんどん追記されていくかもしれません。

この経験を活かして、もう何種類か同じ形式で作成していこうと思います。
作成した作品は同じように紹介していきますので、お楽しみに。

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